
こんにちは、テンママです。
私は、2021年登録販売者試験に90日間の独学で一発合格できました。
これまで文系で医療とは全く縁のなかった私。そんな私が合格までにかかった費用はテキスト2冊分だけ。通信教材に頼らず、効率良く勉強する方法を詳しくご紹介します。
・「登録販売者」の効率的な勉強法が知りたい方
・「登録販売者」を一発合格したい方
・「登録販売者」のおすすめ教材が知りたい方
【登録販売者】合格するための5つのポイント

まず簡単に、登録販売者試験に合格するための5つのポイントを見ていきましょう。
(1)自分にあったテキストで学習しよう
(2)漫画・アニメ「はたらく細胞」を観よう
(3)無料アプリを活用しよう
(4)テキスト・問題集を三巡しよう
(5)丸暗記せず、要点をおさえよう
1.自分にあったテキストで学習しよう
登録販売者試験は国家試験ではなく、各都道府県が実施しています。そのため、試験問題は自治体によって難度に差が出ないように、厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き」によって定められています。誰でも無料で見ることができますが、白黒・字ばかりで、あまりページが進みません。
そこでまずは、自分に合ったテキストを2種類 準備しましょう。
この2種類は、「市販のテキスト」「過去問題集」の合計2冊の購入しましょう。
選ぶ基準は、「白黒ではない」「イラスト付」「最新版」をおすすめします。
登録販売者 おすすめテキスト
登録販売者試験受験にあたり、私が購入した勉強用のテキストはこちらです。
※最新版を掲載しております。

・重要ポイントを31日分割!学習計画がたてやすい。
・オールカラー、イラスト、豊富なふりがな付で、初めて勉強する方も分かりやすい。
・過去問200題を掲載しており、すべてにテキストの該当ページ表示。

オールカラーで「受験生からよくある質問」もあり、充実しています。
過去問題の解説にテキストの該当ページが載っているので、復習しやすかったです。ユーキャンなら間違いないはず。一番売れている参考書だそうです。
実際に私が使用していたテキスト。書き込むスペースもあり、これ一冊で試験内容が網羅されています。

登録販売者 おすすめ問題集
登録販売者試験受験にあたり、私が購入した過去問題集はこちらです。
※最新版を掲載しております。

・過去問の中から、再出題の可能性が高い問題を厳選してくれている。
・試験項目ごとに構成されており、問題数が多い。
・コピーして繰り返し使えるマークシート方式の解答用紙がある。

各項目ごとに問題が掲載されているため、自分の苦手な項目を発見しやすいです。
マークシート方式で本番に近い形で問題を解けることは緊張しやすい私にとってはよかったです。
何冊も手を出すのではなく、まずは、自分に合う「勉強用テキスト」「過去問題集」を見つけてみてください。
2漫画・アニメ「はたらく細胞」を観よう
テキストの次にいきなり何を言い出したのか疑問に思うかもしれません。
でも私は「この漫画・アニメなしで一発合格はできなかった」と思います。
テキストを見て覚えようとしても内容が頭に入ってこない方こそ是非見て頂きたい作品です。

「はたらく細胞」とは
「はたらく細胞」とは、人間の体の中を舞台にした物語。
登場人物はすべて体内の細胞を擬人化したキャラクター達。日常で経験する病気やケガをしたときに私たちの体はどのようなことが起こっているのか?赤血球と白血球を中心に描くストーリーです。
『このマンガすごい!2016』オトコ編7位獲得後、2018年にはテレビアニメ化された大人気作品です。

なぜ「はたらく細胞」がいいのか
- 学校や医療施設の教材にもなっている
- 「登録販売者」第2章、第3章の内容が理解しやすい
- 目から、耳から、楽しく覚えることができる
1.学校や医療施設の教材になっている
この漫画は、もともと作者の妹さんが 勉強するためにできた作品です。
当時、高校生だった作者の妹さんが「細胞について覚えたいからマンガにして」と頼まれたことで誕生した漫画。だからこそ、本当にわかりやすい。
現在では、全国の学校や学会、学生の方から「作品を授業やレポートの資料として使用したい!」との声を受けて、学校の授業や医療施設での各種説明でも使用されています。

2.「登録販売者」第2章、第3章の内容が理解しやすい
皆さんはこちらを理解していますか?
・かさぶたができる仕組みって?(アニメ「はたらく細胞」第2話)
・なぜ、二日酔いになるのか?(アニメ「はたらく細胞BLACK」第2話)
・アレルギーが起こる仕組みは?(アニメ「はたらく細胞」第5話)
こちらは、登録販売者第2章「人体の働きと医薬品」第3章「主な医薬品とその作用」の試験範囲の一部です。カタカナ用語や覚えることも多く苦労するかと思いますが、「はたらく細胞」で全て解説されています。
例えば「なぜ、二日酔いになるのか」
結論:肝臓がアルコールの中間代謝物であるアセトアルデヒドを分解しきれないことで起こる。

それを「はたらく細胞BLACK」では、アルコールを分解する肝細胞をキャバ嬢(写真右)に例えています。また、アルコールを飲んだ血中を酔った赤血球(写真左)で表し、アルコールが体内で分解される仕組みを解説しています。
(アニメ「はたらく細胞BLACK」第2話)
もちろんこの作品を読んですべてが網羅されるわけではありません。登録販売者より深堀りされている回もあります。ただ、擬人化することで頭のなかで整理しやすく、断然暗記しやすくなりました。

皆さんも参考書を眺めるより、漫画のキャラクターの名前や必殺技、アニメのストーリーのほうが頭に入りやすくないでしょうか?私だけ・・・?
3.目から、耳から、楽しく覚えることができる

テキストを読むだけで暗記できるなら、苦労しないですよね。しかし覚えることも多く、字を読んだり書くだけでは限界があるかと思います。本作品はスキマ時間を使って楽しく学習できることが魅力的です。覚えることに抵抗感がある方はアニメから始めても良いかと思います。

最初は勉強と思って見ていましたが、内容も面白くていつの間にかトリコに。
資格受験に関係ない夫も隣で画面にくぎ付けになっていました(笑)
アニメなら家事をしながら観ることができます。
もっと早くこの作品に出会いたかった…
映像として目に耳に入ってくるため、視覚や聴覚も加わり、記憶しやすくなります。「はたらく細胞」は、東大生が「勉強になるマンガ」にも推薦されています。私はAmazonプライムで観ました。
漫画「はたらく細胞」シリーズを読みたい方はこちらから。


アニメ「はたらく細胞」シリーズを観たい方はこちらから。


個人的には「はたらく細胞BLACK」がおすすめです。
不健康な人の体内を舞台にした話で、勉強になり自分の体を労わろうと思えました(笑)
3.無料アプリを活用しよう
登録販売者の勉強を進めていくなかで、つまずく方が多いのが、第3章の「生薬」と「漢方」。
配点割合が高い第3章のなかでも頻出問題なので、受験する上では外せません。そこでこの2つの無料アプリを活用して、学習しましょう。

「漢方」と「生薬」は、私も勉強するのが遅く悩まされました。この2つは他の項目と並行して早々に学習することをおすすめします。
おすすめ無料アプリ WordHolic
「生薬」を覚えるなら『WordHolic(ワードホリック)』
『WordHolic(ワードホリック)』とは、自分で作る単語帳です。単語カードには表面、裏面、付箋コメントが入力でき、ブックマークや暗記フラグを設定すれば重要な単語だけを選んで学習できます。

・「生薬」単語カードを作成して、毎日5分見る時間を作ってください。
・「生薬」語呂合わせを検索して、付箋コメントに入力すると覚えやすいです。

1日5分でも90日やれば、トータル450分(7.5時間)。継続することが大切です。私は犬の散歩前に見て、散歩中にブツブツ頭のなかで唱えながら覚えました。動いているときが暗記しやすいって「ドラゴ○桜」で観たので(笑)
おすすめ無料アプリ YouTube
「漢方」を覚えるなら、『YouTube』
”YouTuberのきくりん”さん メーカー勤務薬剤師が登録販売者試験の重要な項目を分かりやすく、解説してくれています。特に漢方はオススメ!

YouTubeを見ながら、症状別に漢方を付箋1枚にまとめて、毎日目につくところ(冷蔵庫やトイレ)に貼ってました。実際に私が書いたものはこちら。


毎日目につくところにあると、「今日も勉強しないとな」と焦りを感じることもできました。勉強を継続することって大変ですよね…漢方ふせんを見て自分を奮い立たせましょう!
4.テキスト・問題集を三巡しよう

登録販売者の試験項目は大きく、以下の5つのカテゴリーに分けられています。
第一章. 医薬品に共通する特性と基本的な知識
第二章. 人体の働きと医薬品
第三章. おもな医薬品とその作用
第四章. 薬事関連法規・制度
第五章. 医薬品の適正使用・安全対策
アニメで苦手意識はなくなってきたが、覚えることが多く、頭に入らない。
私もはじめは自分で別のノートにまとめたり工夫しましたが、第一章で非効率と気づき、徹底的にテキストと問題集をやることにしました。
テキストを三巡しよう
ここからは、90日で一発合格するための勉強スケジュールにも繋がりますので、是非参考にしてみてください。※勉強スケジュールは別記事にてまとめる予定です。
①1巡目 マーカーを準備して、読んでみよう
私が使用していた「ユーキャンの登録販売者 速習テキスト&重要過去問題集」では、登録販売者試験について31項目に分けて掲載されています。90日で合格するために、1日2項目のペースで読み進めましょう。15~16日で1冊読み終わります。

・1日2項目ペースで学習。大事な箇所には、マーカー。
・学習おわりに必ずテキストにあるミニテスト、(テキストの後ろにある)該当の過去問を実施。
・【超重要!!!】不正解した箇所には、“付箋”をはって復習。
・翌日、前日間違えたところ+新たな2項目を読む。
ここまで15~16日で読めたら、順調です。もちろん間違いが多くて当たり前です。間違った箇所は、該当箇所に付箋を貼りましょう。

初めは、間違い(付箋)ばかりで心配になるかもしれませんが、心配不要!
1巡目につけた付箋は、2巡目までそのままにしておいてくださいね。
②2巡目 マーカーや付箋を中心に読み進めよう
2巡目からは、“自分が間違たところ、覚えきれていない”マーカーや付箋したところを念入りに読み進めます。付箋が多く気がめいりそうになるかもしれませんが、安心してください。一発合格した私も付箋は試験最後までこんなにありました(笑)

・マーカーや付箋を中心に、1日2項目読み進める。(15~16日で完結→ここまでで約30日)
・各項目の終わりにある小テスト、テキスト内の該当する過去問もやろう。
・間違えた箇所には付箋を貼ろう。このとき貼る付箋は1巡目とは違う色がいいです!
1巡目に貼った付箋と異なる色の付箋を貼ることが重要です。そうすることで、自分が何度も間違えている項目というのが、分かりやすいです。
反対に、2巡目で正解できた、完全に頭に入った項目は付箋を外しても大丈夫です。

付箋が重なって見づらい方は、半透明の付箋がおススメです。付箋を貼ることで自分が覚えていない、試験によく出る箇所だけが復習できるので、効率的です!
③3巡目 をメインにチェックしていこう
このあと問題集についても解説しますが、三巡目は問題集を一度は解いている後に実施します。
ここからは全部読むなんて非効率なことはせず、付箋が貼ってある箇所を残り2ヵ月かけて覚えていきます。そして、付箋をはがす作業をしていきます。
・付箋が貼ってある箇所を復習!
・各項目の終わりにある小テスト、テキスト最後にある該当の過去問を実施!
・以前間違っていたけれど、今回正解できた箇所の付箋ははがそう!

正解すれば、おびただしい付箋の数を減らせます。反対に、また間違えたところは自分が引っ掛かりやすい問題。徹底的にその問題を復習しましょう。
問題集を三巡しよう

登録販売者はとにかくたくさんの過去問をこなすことが重要です。
なぜなら、テキスト紹介の冒頭で申し上げたとおり、試験は、各都道府県が実施してため、試験問題は自治体によって難度に差が出ないようにしています。年度によって難易度が大きく変わることがないよう出題者側も「抑えてほしい」ポイントというのが類似します。
私が受けた際も「過去問で見た」という問題もたくさん見かけました!
問題数がたくさん載ってあるこちらの参考書がおススメです。

①1巡目 テキスト2巡目と同時に過去問を解こう
テキストが2巡目に入れば、同時に一度問題集を解いてみましょう。
問題集も3回は解いてほしいため、直接書き込まないようにしましょう。
私が使用していた問題集はマークシートが付で、コピーして何度も使用できました。
今日学習した項目の復習で少しずつ進めて、間違った箇所はテキストに付箋を貼りましょう。
また、今後に活かすために間違った問題は分かるようチェックしておきましょう。
②2巡目 もう一度最初から解こう
テキスト3巡目と並行して、もう一度最初から解いてみましょう。
これまでと同じく間違った項目には付箋を貼る、正解した項目は付箋をはがしてください。
③3巡目 間違えた問題だけ解こう
3巡目からは、間違った問題のみ解いていきましょう。苦手な項目はすでに付箋がついているはず。自分の弱点を理解して、その項目を重点的に学習しましょう。
5.丸暗記せず、要点をおさえよう
丸暗記しようとしない
登録販売者試験は、筆記試験ではなく、マークシート方式です。
分量も多いため用語などを全て暗記することは、かなり時間がかかります。
短期間で合格するために丸暗記ではなく、「要点」や「よく出るポイント」を抑えることが重要です。
要点・キーワードをおさえる
では、要点やキーワードとはどういうことなのか解説します。
角質層は、細胞膜が丈夫な繊維性のセラミドでできた板状の角質細胞と、ケラチンを主成分とする細胞間脂質で構成されている。○か×か?

こちらは第2章「人体の働きと医薬品」運動器官、外皮系からの出題です。
答えは、「×」です。
正解は、「角質細胞は、ケラチンでできた板状の細胞」「細胞間脂質は、セラミドを主成分とする脂質」であるため、この問題は混合しています。
では、どうやって要点やキーワードをおさえるのか?
私は「k」と「s」で覚えていました。
角質の頭文字(K)+ケラチンの頭文字(K)
細胞間脂質の頭文字(S)+セラミドの頭文字(S)
キーワードで覚えるとおそらくもう忘れません。過去問題を解いていくなかで出題傾向がつかめてくるので、是非要点やキーワードをおさえてください。
【登録販売者】合格するための5つのポイント まとめ
今回は、登録販売者試験に独学で合格する5つの勉強法をご紹介しました。
(1)自分にあったテキストで学習しよう
(2)漫画・アニメ「はたらく細胞」を観よう
(3)無料アプリを活用しよう
(4)テキスト・問題集を三巡しよう
(5)丸暗記せず、要点をおさえよう
覚えることが多く大変な試験ですが、5つの勉強法を取り入れながら、計画的に学習すれば独学で合格することも可能です!
学習期間90日で合格するための具体的な勉強スケジュールについては別記事を掲載予定です。
是非そちらもあわせてご覧ください。

この記事が登録販売者の受験の助けになれば幸いです。短期集中で頑張ってください!
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